代打の神様

今年の広島の特徴で、前田智の復活がありました。
中盤音が止まった時期もありましたが、彼があのポジションで機能していなかったら誰が出来たかというレベルです。
それの根拠となる数字です。

前田の代打起用回数は48回。
各チーム全部調べてはないので断定は出来ませんが、かなり多い方です。
その中で安打数は16、これは12球団トップの数字です。
二位以降につけるのが巨人石井、千葉福浦、ハム二岡といった面々ですから紛れもなく前田が今年一番の代打の神様です。

他球団のメンツと比較するとなおさら分かりますが、やはり実績あるベテランが上位につけています。
そう考えたときに、前田が引退をしたあとは誰がこの役割を継ぐかです。
岩本や松山あたりがスタメンをつかめずこのポジションに入りなかなかうまく行かないというのはわりかし想定できます。
そうならぬようにベテランをと考えたら層がクッキリ抜けてしまいますね。
ある意味印象を変え、本当に単打のみを期待するぐらいのつもりで東出がこの仕事を果たす方が、スタメンの世代交代も進むのではないでしょうか。

まずは何より、来年も前田が代打の神様としての仕事を果たして欲しいですが。