ドラフト指名分析4回目
今回は、優勝から一転Bクラスへ
逆襲に燃えるヤクルトです
1位 寺島 成輝 投手 履正社
2位 星 知弥 投手 明大
3位 梅野 雄吾 投手 九産大九産
4位 中尾 輝 投手 名古屋経済大
5位 古賀 優大 捕手 明徳義塾
6位 菊沢 竜佑 投手 相双リテック
1位 寺島
毎年「自分だったらこの投手1位指名なんだけどなあ」という選手がいます
野村一本釣りの年は宮崎日大の武田でした
2016年は、私なら寺島を選びます
彼が一本釣りとか驚きですよね
左の高校生でこれだけの投手はそうそう出てきません
石川・成瀬と左の先発も高齢化していますから、高卒でもすぐにチャンスは来るでしょう
2位 星
彼ほど見る時で評価が変わる選手もいませんね
私は悪い時に見ることが多かったのでそこまで評価が高くありませんが、秋にまた評価を上げてきました
150㎞を超える速球を投げ、確かに速いんです
ただ、当てれるストレートというかわかっちゃうストレートなんですよね
そのあたりが切れのある球を投げる、と言われても打たれるときは打たれる所以でしょうか
まあ4年秋にかけて成長曲線を描いた投手はプロでも1年目から結果が出ることが多いので期待したいです
3位 梅野
ほんとヤクルトはうらやましい指名をします
九州では都城の山本の次に評価していた投手でした
たっぱはそこまでありませんが、MAX154kmのストレートが売り
ただこのタイプの投手はヤクルトがあまりものにできていない印象があります
リリーフの声が多いですが、私は先発で育ててほしい選手です
4位 中尾
左腕がほしい球団はどこも狙っていたと思いますがこの順位
愛知大学リーグ2部ながら注目された選手でした
MAX151㎞を記録するストレートが売り
彼の場合、プロに入ってもう1種類変化球を覚えるとさらに化けると思います
5位 古賀
肩が非常に強い選手です
・・・それしか言いようがないですね
明徳で4番でしたが、どこ行っても打撃では酷評されます
酷評されるということは期待の裏返しで、体ができてくれば打撃も伸びるかもしれません
6位 菊沢
28歳とかなり遅めのプロ入り
変わった経歴で立大を出た後クラブチームに所属
その後アメリカに渡し日本に帰ってきて軟式でプレーし指名されました
球団は即戦力、とみていることからも確信があるのでしょう
もう今年のドラフトは寺島を単独指名できただけで大成功です
これに若手期待の梅野
評判の高い星・中尾を指名
全体を見ても上のほうの結果でしょうね
唯一いちゃもんをつけるならこのバランスの指名
投手がいい年で野手が少なかったと今のチーム状態ではこうなります
ただ、若手野手は結構悲惨な状態になりつつあるんですよね
そのなかで打撃ではなく肩が売りの高校生野手1名のみぼ指名
優勝奪還のためにはいい投手中心になりますが、来年このバランスを是正しないと数年後今度は別の苦しみが生まれます