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21世紀枠のあり方

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2001年、21世紀最初の年に21世紀枠が設けられました。

・困難を克服した学校

・他校の模範となる学校

という抽象的な基準を下に設けられています。

最初は東西1校ずつでしたが、2008年から3校選出となりました。



ちなみに過去選ばれたのが


2001 安積(初戦敗退)、宜野座(ベスト4)

2002 鵡川(2回戦敗退)、松江北(初戦敗退)

2003 柏崎(初戦敗退)、隠岐(初戦敗退)

2004 一関一(初戦敗退)、八幡浜(初戦敗退)

2005 一追商(2回戦敗退)、高松(初戦敗退)

2006 真岡工(初戦敗退)、金沢桜丘(初戦敗退)

2007 都留(初戦敗退)、都城泉ヶ丘(2回戦敗退)

2008 安房(2回戦敗退)、成章(2回戦敗退)、華陵(3回戦敗退)

2009 利府(ベスト4)、彦根東(初戦敗退)、大分上野丘(初戦敗退)

2010 山形中央(初戦敗退)、向陽(2回戦敗退)、川島(初戦敗退)

2011 大館鳳鳴(初戦敗退)、佐渡(初戦敗退)、城南(2回戦敗退)

2012 女満別(初戦敗退)、石巻工(初戦敗退)、洲本(初戦敗退)

2013 遠軽(2回戦敗退)、いわき海星(初戦敗退)、益田翔陽(初戦敗退)、土佐(初戦敗退)

2014 小山台(初戦敗退)、海南(初戦敗退)、大島(初戦敗退)


出場37校中25校が初戦敗退、実に3分の2が最初の試合で姿を消しています。

まあ実力以上のところで選ばれているから仕方ないのでしょうが、センバツ出場校が翌夏に出たケースが2回しかない時点でお察しです。



個人的にですが、21世紀枠があまり好きではありません。

他校の模範となる、と言うのは選考委員が選びたい進学校ばかり。


松江北、一関一、高松、金沢桜丘、都城泉ヶ丘

安房、成章、大分上野丘、城南、小山台


これらの学校は進学校といっていいんじゃないですかね。



加えて選考は公立ばかり。

なんか選考基準から行って平等と思えません。



さらに、選考に偏りが見られる点。

柏崎、都城泉ヶ丘などその当時注目される理由があった地域から選ばれる政治的思惑。

和歌山・徳島・島根と何故か偏った地域からの選考。

ほかにも

・メンバーの中に生徒会役員がいる

・実家の農家の手伝いをしている

などを選考理由で堂々上げてくる時点でよく分かりません。


初年度の宜野座ベスト4で高野連が調子に乗ったのでしょうね。

離島から選んでベスト4はインパクトが有りました。


やはりせめて

・県大会ベスト4以上

・地区大会1勝以上

ぐらいの実力用件を入れてもらわないと微妙ですね。

近年でいうと

2012年の石巻工、震災の後県大会準優勝。

2013年の大島、離島からのハンデで県ベスト4。

こういう所あたりは21世紀枠の選考ポイントにもあっていますよね。


ここ数年は進学校に加え、高校野球所以のある高校ばかりから選ぼうとしています。

前回出場からかなりの年数が空いてオールドファンが喜ぶような選考自体を否定はしません。

選ぶ際によりわかりやすい基準で、そしてセンバツでいい試合をしてくれるような学校をしっかり選んで欲しいです。


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