さて、残り10日を切ったドラフト会議。
当サイトが一番盛り上がる時期になります。
広島が1位指名有原を公言して以降、各球団の戦略が出てきました。
その広島の課題ポイントは左腕。
まあいい投手でしたら右左関係ないと言いたいところですが、1軍左腕が壊滅的なのは事実。
江草がCSではベンチ入りしていたものの、主戦級では戸田のみ。
久本は怪我で離れましたし、篠田は春先だけでした。
逆に、齊藤・大島と二人も左投手を切っただけに補強はどうしても必要になります。
今年の候補の中で左腕といえば
法大・石田
明大・山崎福
平成国際大・佐野
日大・戸根
中大・島袋
九産大・浜田
三菱日立パワーシステムズ・福地
新日鉄住金・横山
ヤマハ・竹下
西部ガス・今村
といったところは上位から中位では消えると思います。
そのなかで、今日は福地・竹下の両社会人左腕を取り上げたいと思います。
実はこの2投手、ともに大学は九州共立大学。
ここで同級生で、さらに同学年にはロッテに入った川満がいました。
当然プロに入った川満が一番有名でしたが、それを上回るのは3年生エース大瀬良でした。
竹下は180cmの長身から投げられる150km近い速球が売り。
ヤクルトや阪神が上位指名を検討するなど、場合によってはハズレ1位で消える可能性もあります。
一方の福地も182cmでMAXは150kmをこす速球派。
同チームの野村とともに上位指名が予想されます。
ともに大学では同級生では川満、後輩に大瀬良とドラフト上位候補がいる中で登板機会に恵まれませんでした。
しかし、社会人でメキメキ頭角を現しともに上位候補。
長身左腕と広島が大好きなタイプの投手です。
ここに来て社会人投手がハズレ1位で名前が出てきます。
実際に外れ指名で重複することも多いのですが、出し抜いて本指名単独指名をするのも作戦の一つ。
高橋に集まったり、有原から分散したりと駆け引きが始まっています。
広島のみならず各球団が補強ポイントとなる左腕、彼らの指名順位が大きな鍵となります。